2022年の抱負(英語, TOEFL iBT, Twitter, ブログ)
今回の内容
ブログ筆者の2022年に実施したいことを記述する。来年の初めに見返すための覚え書きである。本記事は筆者以外ではもしかしたら下記の方に役立つかもしれない。
- 本ブログに興味を持った2023年以降の読者
- 英語学習者(TOEFL)
- ブログ執筆者
本記事は、筆者の2022年の目標宣言の記事である。あえてブログ記事にしている理由は、筆者の学習継続のためのモチベーション維持のためである。
『独学大全』の中身についてご興味がある読者の方は、こちらの書評を参考にして頂きたい。
・なぜ学ぶのか
・何を学べばよいかを見つける
・どのように学べばよいかを知る
・独学の「土台」をつくる(国語、英語、数学)
目次
トピック:本年の目標、英語
TOEFLとは何か
TOEFLは英語を母国語としない人の英語力をはかるテストである。iBT形式は「 internet Based Tests」の略で、受験生は公開会場で個別にインターネットに接続されたパソコンで試験に回答する。
「TOEFL」は「Test of English as a Foreign Language」(直訳:外国語としての英語テスト)の略称で、英語を母国語としない人の英語力をはかるためのテストです。
TOEIC®テストと同様、アメリカの試験作成団体であるETS(Educational Testing Service)によって作成されており、世界150カ国11,000以上の大学やその他の機関が利用・受験生の人数はこれまでに約3,500万人以上となっています。*2
英語力の強化:TOEFL iBTでの102/120
TOEFL iBTでの102点以上/120を目標とする。理由はC1基準の英語力を証明できる点である。
過去記事で紹介しているが、C1相当が95点以上。海外の大学院進学に求められるスコアが100点以上。IELTSの7.5/9.0相当が102点以上とされている。
英語力が理由での物事の断念を大抵の場合に防ぐことができるのが102/120の水準であると考えている。
過去のCEFRの紹介記事。
IELTSとの比較をしている他サイトの記事。
英語力の強化:学習内容
下記学習の継続、追加。
継続:
追加:
トピック:本年の目標、Twitterとブログ
Twitter:ニュース要約、週4本以上
記事の紹介を続ける。
- 政治、経済、生活、文化などに世情を把握するのに役立つ記事の要約紹介。
- 週4本以上の記事の紹介を続ける。
- CNBCやBloomberg、BBCやThe Economistなど海外記事の紹介もできるのが理想。
その他、英語学習の進捗をコミットメントレターとして公開するかもしれない。
ブログ:毎月1記事以上、年間20本以上
ブログ記事の投稿本数を増やしていく。
- 毎月最低でも1本投稿。
- 5月以降は月2本以上での投稿。
- 読書関連記事を年8本投稿
まとめ
以上、本年の目標を掲示した。将来的には英語力や情報収集、発信力の向上を続けて課題に対する分析や解決策の提示などを行えることが理想である。
- 複数書籍や官公庁、シンクタンク資料の紐づけ
- 書籍からの情報収集量の増加
- 海外公的機関資料を含めた紐づけ
- 統計やAIを駆使した検証
- 課題提示と原因探し、解決策の提言
千里の道も一歩から、まずは小さいことから始めたい。
なお、元日中に記事投稿できなかった点については、明治の大作家*3に苦言を呈される隙を与えないために、新年になってから記事を書いたからとしてご容赦頂きたい。
苟(いやし)くも元日の紙上にあらわれる以上は、いくら元日らしい顔をしたって、元日の作でないに極(きま)っている。*4」
明けましておめでとうございます
*1:読書猿, (2020).『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のためのの技法』 ダイヤモンド社, P172
*2:Z会,「TOEFL iBT®テストを知ろう」,https://www.zkai.co.jp/ca/toefl/infotoefl/,(参照2021-01-02)
*3:夏目漱石, 『元日』, 青空文庫,https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/2674_6494.html,(参照2021-01-02)
*4:春秋.日本経済新聞.2022-01-01,日本経済新聞電子版,https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK310MH0R31C21A2000000/,(参照2021-01-02).
中古本買取り:バリューブックス(VALUEBOOKS)の利用、その他比較
今回の内容
本を読むのは面白い。しかしながら、一度読み終えた本の中には二度と読まないものがある。書籍は意外と場所を使う。捨てるにも、すでに絶版となっていそうな本があり、廃棄をするとなると気が引ける。そんな時には中古本買取りの出番である。
- 読んでいない書籍を手放すことができる。
- 貴重な書籍や絶版本を廃棄せずに済む。
- 手間をあまりかけずに本を手放すことができる。
- 少額だが、雑収入を得ることができる。
本記事は、本の管理、特に処分での悩みをお持ちの方に向けての記事である。
- 数年間どころか十年以上読んでいない本が部屋を占拠している。
- 本を整理したいが、愛着があって捨てられない。
- 絶版本など貴重な書籍もあって、踏ん切りがつかない。
多数の書籍を手放す必要に陥った、一人の事例を本日は紹介する。
目次
トピック:本の買取方式について
本の買取の概要:フリマ、ネット販売、持ち込み買取、出張買取、宅配買取
中古書籍の販売は、一般的には手間をかけるほど高額な買取結果を得られると言われている。
引き合いのある絶版本ならば、時間をかけることで定価以上の価格での買取を期待できる。他方で、ブックオフやバリューブックスなどの一括中古買取の際には読者諸兄も経験があるかもしれないが、1冊あたり10円や1円という値段での買取り結果となることも多い。
覚えておくべきは、手間をかけるほど(例えば1冊ごと)に買取価格は高くなり、手間をかけないほど買取価格は安くなるということだ。
例えば下記では横軸と縦軸に手間と価格を並べて紹介している。
中古買取の利用
中古買取を利用するにあたり、結果的には宅配買取を選んだ。Web販売、持ち込み、出張買取などについて、下記のような検討をした。
中古本買取の注意点
住所、生年月日、氏名を開示する必要がある点にご留意いただきたい。
中古書籍買取業者による本人確認が行われる。身分証明書の提示と本人確認が必要になる。中古買い取り業者は古物営業法により下記の義務を課されている。
1つ目は本人を確認する義務です。
古物商は古本などの古物を買い取る際、その持ち主の本人確認をしなければなりません。
そのため、古物の所有者は身分証明書を提示して本人確認に協力する必要があります。
ただし、買取価が1万円未満の場合は、本人確認が必須ではありません。
2つ目は不正品を申告する義務です。
古物商は古物を取り扱う際に、その物品に不正品の疑いがあると判断した場合は直ちに警察に報告をしなければなりません。
不正品とは、盗品の恐れがある物品のことです。
この報告義務を怠った古物商は、営業許可を取り消されてしまいます。
3つ目が取引記録義務です。
古物商は取引の際に毎回古物台帳に取引の内容を記録しなければなりません。
記録内容の中には年月日、物品の特徴、取引相手の住所などの個人情報が含まれます。
持ち込み買取を利用しなかった理由
膨大な冊数の本を運搬するのが面倒だった。車を出して、渋滞に巻き込まれながら神保町エリアまで足を延ばす気にはならなかった。古書店街や古書店近くにお住まいならば検討してもよいかもしれない。
持ち込み買取のメリット
- 送料はかからない。
- 業者によっては見積もりの査定もその場で出る。
- 場合によってはその場で現金化可能。
- 顔なじみの古書店さんならば多少は色を付けてくれることもあるかもしれない。
持ち込み買取のデメリット
- 自ら梱包、持ち込みする手間と時間はかかる。
フリマアプリを使わなかった理由
確実に売ることができるかという不安、出品の手間、出品/振込手数料や送料の負担、住所匿名化の事前手続きの手間などが理由である。
本が500円で1冊だけ売れた場合、(500*0.9-200)-200=50円、ここから梱包費用を引くので赤字と思われる。
短期間で500円で10冊売れた場合は(500*0.9-200)*10-200=2300円、ここから10回分の梱包費用を引くので、1000円程度の手残りと予想される。
フリマアプリのメリット
- 一点ずつの販売となり、買取価格が大きくなる可能性がある。
- Amazonに比べると手軽。
- 匿名販売(らくらくメルカリ便/ゆうゆうメルカリ便の事前登録)の用意がある。
フリマアプリのデメリット
- 手数料率10%(メルカリの場合)
- 送料200円/回
- 振込手数料200円/回
- 収益の180日以内の口座振込必須
- 書籍を購入する顧客の母数
Amazonを利用しなかった理由
基本的な悩みはフリマアプリと一緒である。顧客層は大きいため、売りやすいと思われるが、競合も多い。さらには真贋調査に対応するのが手間かつ実質不可能に思われた。
本が500円で1冊だけ売れた場合、(500*0.83-194-200)=21円、ここから梱包費用を引くので赤字と思われる。
短期間で500円で10冊売れた場合でも同様。販売単価を上げるか、配送料を下げないかぎりは手残りはない。
固定費/(1-(変動費/売上高))に当てはめると、損益分岐点価格が出てくる。固定費がフリマアプリよりも重たい。
Amazon販売のメリット
- 一点ずつの販売となり、買取価格が大きくなる可能性がある。
- 顧客が多く、販売の回転が早いと思われる。
- 振込手数料はおそらくない。
Amazon販売のデメリット
- 手数料の負担が大きい。(固定194円+販売額の15%)
- 送料250円/回
- 真贋調査
- 電話番号、名前、メールアドレス(、住所)は買い手に公開される。
- 法人契約(月額約5000円)にする場合は、ほぼすべての閲覧者に電話番号を公開される。
- 真贋調査対象とされた場合、365日以内に発行されたAmazonが指定する形式の購入書類が必要。今回は購入後数年は経過している書籍の販売のため、取得できず。
- 真贋調査をクリアできない場合、商品の販売凍結。さらに進むとアカウントまるごと凍結。
sellercentral-japan.amazon.com
真贋調査について一部引用する。これをクリアするのは、慣れていない人には非常に手間ではないかと感じた。
出品用アカウントを再開するには、本Eメールの末尾に記載されているASINについて、以下の情報をお送りください。
(中略)
・仕入れ先から発行された、発行日から 365 日以内の請求書、領収書、契約書、配送注文書、または販売許可書の写し。記載されている商品数が出品者様の在庫と一致している必要があります。
・出品者様がブランド所有者でない場合、販売許可書と、供給プロセスが有効であることを証明する書類一式 (販売許可書を含む)。
・出品者様がブランド所有者である場合、ブランド登録証明書のコピーと、事業者免許または個人の身分証明書のコピー。
・仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイトを含む)。
出張買取を利用しなかった理由
出張買取は選択肢として主要な候補だった。しかし、業者数が少なく、今回は断念した。
出張買取のメリット
- 自ら書店に書籍を運ぶ必要はない。
- 業者によっては梱包すら自らする必要はない。
- 買取価格はその場で提示してもらうことができる。
出張買取のデメリット
- 時間の調整は、宅配業者だけの出張買取よりも手間である。
- 一定数の冊数を超えないと対応していない。
- コロナ禍の昨今、普段関わりの無い業者の方を自宅に招き入れるのには抵抗がある。
宅配買取の利用
結果として、今回は宅配買取を利用した。書籍を再び世に流すということも今回の目的の一つである。時間と手間を考えた結果、プロにお任せすることにした。
宅配買取のメリット
- 自ら書店に書籍を運ぶ必要はない。
- 宅配業者が書籍を詰め込んだ箱を受け取りに来てくれる。
- インターネット上のサイトで、宅配業者の引き取り日を指定できる。
- 状況によっては書籍の即日引き渡しが可能。
- 買取価格は数日以内に提示してもらうことができる。
宅配買取のデメリット
- 書籍の選り分け、梱包は自身で行う必要がある。
- 宅配手数料がかかる。
- 買取価格は高くない。
- 身分証明書のコピーの送付(書面または電子データ)が必要。
- 口座情報の提示が必要。
- 銀行振込まで1-2週間程度を要する。
- 処分対象とされて値が付かない本がある。一部は結局廃棄される。
実際に利用してみた結果
今回はバリューブックスでの宅配買取を利用した。買取品、スケジュール、全体の値段について述べる。
買取品
数年来利用していない書籍を100冊以上売りに出した。段ボール箱数箱分となった。
ジャンルは専門書や漫画、その他さまざま。
高い買取価格が付いたのは、長年読まれている専門書のうち、必読書とされるもの。1冊数百円の値となることもあった。
他方で、1万円近くする読み手が限られる専門書が100円程度の評価となっているなど、疑問を感じる値付けもある。
漫画については渋い。Amazonで最低単価1冊50円以上で出ているものが、全巻揃えていても1冊あたり5円での取り扱いとなっていた。全巻セットだけメルカリ出品というのが効率が良いかもしれない。
スケジュール
買取のスムーズさに関しては感服した。裏側の業務フローとシステム、宅配業者や振り込み連携などを教えてもらえたらと感じる。
- 段ボールを事前に他社から別購入。
- 梱包は事前に筆者自身で完了。
- Webサイトからの申し込み。配送先情報等の情報や振込先、即日振込か振込前見積確認を入れるかを指定。
- 翌日には宅配業者が受け取りに来た。場合によっては当日受け取りも可能。
- 数日後に、査定完了の連絡。その結果での買取に応じるか、返送かを選択。
- さらに数日後に入金。振込完了の連絡。
全体の値段
送付全体の冊数の内、75%程度に値段が付いた。値段は10冊あたり300円程度。
買値は10冊あたり2万円程度のため、キャッシュバックされたのは買値の1.5%程度。
送付した段ボール1箱あたり500円の送付手数料を取られる。書籍のサイズによるが、1冊-50冊あたり500円、そこを超えると2箱目でさらに500円の手数料と思っておくとよいだろう。
送料無料クーポンや、買取金額アップクーポンを出していることがあるので、Webサイト上でクーポンコードを入力するのが望ましい。
バリューブックスの場合は個別に値段が出てくるので、思いの外安い、高いという話もできる。時間もあり、送料を負担していても儲かると思う読者の方は、フリマサイトで自分で販売してもいいのではないかと思う。
それぞれの値段は出てこないが、よりお手軽なのは同社が運営する「Vaboo!」のサービスだろう。2021年12月は10%増での買取価格としているようである。元値が公開されていないので、その査定が妥当かは判別が難しいところではある。
まとめ
本日は中古書籍の買取についてご紹介した。メルカリやAmazonの販売アカウント、出張買取、宅配買取などの手法がある。
時間やノウハウがある方はメルカリやAmazonでの販売、書店持ち込みを選ばれてもよいだろう。買取り単価にあまりこだわらず、手間を減らしたい方には出張買取や宅配買取を推奨する。
本を蒐集し続けるのではなく、解放しなければならないという囁きが聞こえた読者諸兄がいたら、上記のようなサービスを試してみてはいかがだろうか。
*1:https://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_3069.html
*2:「ばれろん堂HP」:https://sapporovalerondo.jp/news/column/%E5%8F%A4%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%B2%B7%E5%8F%96%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%BA%AB%E5%88%86%E8%A8%BC%E6%98%8E%E6%9B%B8%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B%E5%BE%B9%E5%BA%95%E8%A7%A3.html
*3:https://pj.mercari.com/mercari-spot/mercari_school_list.pdf
英語学習ブログ:英会話の例、東京外国語大学の無料Web教材(TUFSモジュール)の使い方
今回の内容
英語の会話を聞く量を増やしたい、教科書的な英語以外も聞き取れるようになりたいという方は多いだろう。インターネット上に公開されている大学の教材を利用することで、下記の練習をすることができる。
- 教科書通りではない、英語での日常会話のリスニング練習
- イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語等の違いの確認
本記事は、下記のような英語学習やリスニングの場面での悩みをお持ちの方に向けての記事である。
- TOEICのリスニングセクションで、聞き取りやすい英語を話す人と聞き取りにくい英語を話す人がいる気がする。
- 英会話を聞いていると、ときどき何かよく分からない省略語が聞こえる。
- マレーシアやシンガポールなど、米英以外の英語の聞き取りをできるようになりたい。
- これらを聞き取れるようになりたい。手ごろな教材を探している。
昨今は在宅時間が増える中で、外国語教育教材の視聴も増えているという報道があった。そこで紹介されていた、東京外国語大学の「東外大言語モジュール」を紹介する。
英語学習を始める前に、ご自身の状況を把握したい方は一度「CEFR(セファール)」をご覧になるのをお勧めする。
「CEFR(セファール)」についての説明はこちら。
目次
トピック:東京外国語大学について
東京外国語大学の概要
東京外国語大学は、江戸時代1857年に幕府により開校された蕃書調所をその起源とする、外国語と外国地域事情に関する教育と研究を実践してきた教育機関である。現在は国立大学法人東京外国語大学が設置する国立大学となっている。*1
ミッションとして、「広い視野と優れた言語運用能力、世界の諸地域に関する深い知識を備え、異文化間の相互理解に寄与し、日本と世界を結ぶ人材、地球的課題に取り組むことのできる人材の養成を目指すとともに、世界の最先端の水準をもつ研究成果を発信していきます。」としている。*2
現在の主要研究部科は言語文化学部、国際社会学部、国際日本学部、大学院総合国際学研究科。
トピック:東外大言語モジュール(TUFSモジュール)について
東外大言語モジュール(TUFSモジュール)
「TUFS言語モジュール」は、東京外国語大学が提供するインターネット教材である。TUFSは東京外国語大学の英語名称、"Tokyo University of Foreign Studies"の略。
TUFS言語モジュールは,東京外国語大学大学院の21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」の研究成果を活かして開発した,新しいインターネット上の言語教材です。英語以外の言語教材は,主として大学生が初めて新しい外国語を学ぶための教材を想定しています。英語については,小学校での総合学習や中学校で初めて学ぶ外国語としての英語を念頭において開発しました。*3
発音、会話、文法、語彙の4モジュールで成り立つ。
実際に使ってみた感想としては、基本語彙のページは小中学生でも分かるかもしれない。しかし、特に会話モジュールについては小中学生向けとは思えない難易度である。この会話モジュールを難なく教材とする小中学生というのは小学一年生から英語に相当時間を割いているのではないかと思う。実際には高校生以上の教材、複数国の英語の聞き分けが必要な環境に置かれた大学生や社会人のリスニング教材という所感である。
TUFSモジュールの使い方
ここでは、実際に会話モジュールを利用する例を紹介する。例として、マレーシア英語の会話シーンとスクリプトを見てみる。
1.トップページから、学習したい言語またはモジュールを選択する。
2.学習したい国の言語を選択する。
3.プルダウンからシーンを選択し、クリックする。
4.教材を再生する。補足情報やキャプションの表示/非表示の切り替えにはボタンをクリックする。
ご自身が会話を聴きたい国、シーンに切り替えて学習をしてほしい。
まとめ
TUFSモジュールについて今回はご紹介した。アメリカ英語やイギリス英語以外を本モジュールでは聴くことができる。また、イギリス英語についてもいわゆるBBC英語ではない、イギリスの訛りがある会話が公開されている。
言語は生き物であり、教科書や報道とは異なる使われ方もされる。マレーシア英語やシンガポール英語の"aiyah"は苛立ち・驚き・感嘆などを表す間投詞。中国語の「哎呀」由来だそうだが、英語だけの勉強を義務教育カリキュラムで学習していたら出会わない。(初めて出会ったときに理解できないのも無理はないと自分自身に言い訳をしてみる。)
英語への理解にしても日本語への理解にしても、別の言語や多数の国の言葉に触れることで深まることがある。フランス語やドイツ語、中国語などの第二外国語としてのメジャーどころ以外の言語も紹介されている。ご興味があったらTUFSモジュールを利用して英語以外にも触れてみるのがいいのではないだろうか。